掃除するほど体に悪い?
掃除機は家庭の空気の汚染源
月刊誌記事から>空気中に漂う細かいチリを取る (2004年12月号 No.188)
ダイソンの排気テスト
では、若い人に人気があるダイソンはどうでしょうか。ダイソンは、密閉性が高く、排気が漏れ出るところはありません。
排気は排気口だけから出てくるので、そこを測定してみると、次のようになりました。
0.3ミクロンの微粒子が1万4千個、
0.5ミクロンの微粒子が270個
0.7ミクロンの微粒子が40個
1ミクロン以上の微粒子は14個
1ミクロンの微粒子がほんの少し出ていますから、2ミクロン以上の大きさのチリは0個になっていると考えられます。
しかし、ダニ、花粉、カビが粉砕されて小さくなり、1ミクロン以下の大きさになると排気に出るものがあることになります。
ダイソンは、英国アレルギー協会が推奨している機種と宣伝しています。しかし、1ミクロン以下のサイズのアレルゲンの破片は完全には除去できないので、寺澤医師も、「20万個ある0.3ミクロンのチリを7%も取り逃すような排気性能では、アレルギーや花粉症や喘息の予防ができないどころか、かえって危険だ」と述べています。
ダニ、花粉、カビの破片が空気中に浮遊していて、それらを吸い込み、一定量より多く肺に入ると、喘息などの原因になると考えられているので、アレルギーや花粉症や喘息の人や、免疫力が弱った老人がいる家庭でカーペットなどに掃除機を使うなら、0.3ミクロン以上の大きさの微粒子を出さないオキシジェンがベストの選択といえます。
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※調査対象とした「オキシジェン」は、販売終了となっております。現在同じメーカーより排気が同等にきれいな「ウルトラワン」が販売されています(2010年6月現在)。 ※月刊誌『食品と暮らしの安全』2012年7月号に最新の調査記事を掲載。 |