掃除するほど体に悪い?
掃除機は家庭の空気の汚染源
月刊誌記事から>アレルギー専門家の認識が甘い(2004年4月号 No.180)
閉め切って掃除機をかけると肺炎も
寺澤政彦医師(仙台市・てらさわ小児科院長)へのインタビューより
15年ほど前からダニアレルギーの治療と称して、様々な効果をうたった高価な家庭用掃除機が登場しています。しかし、熱心に掃除機をかけてもアトピー性皮膚炎やぜんそくがめきめき軽快したという例には出会ったことがありません。
熱心に掃除すると、たいていは疲れ果てて、家族のみんながボロボロになったのです。朝晩の掃除をやめたら、子供の湿疹が軽快した例もあります。
掃除機の排気はきれいではないので、窓際に本体を置いて掃除するように、昔から話してきました。メーカーはそのための長いチューブも販売しています。
排気の臭さは耐えがたいものがあり、私は部屋に居られません。
もしも閉め切って掃除機を使っていたら、呼吸器に異常が生じて、肺炎が起こる可能性もあります。
掃除機の後をついて歩いて顔が真っ赤になった赤ちゃんもいました。
掃除機の排気を吸うと、ダニアレルギーや花粉症が悪化します。
それで疑問に感じているのは、吸引時の衝撃でダニが死ぬだけでなく、ダニの体が粉砕されて粉々になっているのではないか、ということです。「激突ダニ退治」と表示されているので破片になっていたら怖いですね。
花粉も同様で、花粉の表面にあるオービクルという微粒子が、吸引した衝撃で飛び散っているのではないか、と考えています。
今すぐ出来る対策は、掃除機の使用をやめ、ほうきで掃いて、濡れ雑巾で拭き掃除をすることです。
国産掃除機の知られざる危険!(209号) |
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アレルギー専門家の認識甘い(180号) |
※調査対象とした「オキシジェン」は、販売終了となっております。 ※最新情報は月刊誌『食品と暮らしの安全』2012年7月号に掲載されています。 |