掃除するほど体に悪い?
掃除機は家庭の空気の汚染源
月刊誌記事から> 排気を安全にするJIS規格を(2004年12月号 No.188)
室内空気を汚す3つ目のテーマ
もともとは、カーペットや畳の中にあって問題を起こしていなかったチリを吸い出して、室内に舞い上げることが、なぜ見落とされていたのか、今となっては不思議なこととしか言いようがありません。
寺澤政彦医師は、締め切った室内で掃除機を使うと、呼吸器に異常が生じて、肺炎を起こす可能性があると警告しています。
チリの中にはアレルゲンがあるので、アレルギーの人が咳き込むのはもちろん、ダニアレルギーや喘息、花粉症を悪化させます。
人体に直接、有害なだけではありません。エアコンや空気清浄機の内部に汚れが付着し、そこにカビが生えて、カビだらけの汚い空気を室内に出す原因にもなっています。そして、臭いのひどさから、買い換える人がいるので、エアコンや空気清浄機の寿命を短くして、資源問題の悪化にもつながっていました。
家庭の空気の汚れは、建材から揮発するホルマリンやフェノール類によるシックハウス問題と、プラスチックから揮発する物質の2つがメインテーマと考えていましたが、もう一つ、掃除機という基本的で重要な汚染源が隠れていたのです。それを発見したのが、今年の活動の最大の成果と考えています。
国産掃除機の知られざる危険!(209号) |
最悪の水フィルター掃除機(182号) |
アレルギー専門家の認識甘い(180号) |
※調査対象とした「オキシジェン」は、販売終了となっております。 ※最新情報は月刊誌『食品と暮らしの安全』2012年7月号に掲載されています。 |