トランス脂肪酸の少ないマーガリン(2005年11月、12月現在)
●「大地有機マーガリン」
マーガリンには体に有害なトランス脂肪酸が含まれた製品が多い…と、本誌195号に大手企業のマーガリンのトランス脂肪酸含有量の検査結果を掲載しました。
その結果、小岩井マーガリンが100g中1.47gと少なかったのに対し、明治コーンソフト(9.04)、ラーマバター風味(8.10)、雪印ネオソフト(4.18)でした。
3社のマーガリンは健康上、動物性脂肪を避けたい人が食べるのにはふさわしくない製品だったのです。
>>195号公開情報
"大地を守る会"は今まで、「大地マーガリンを販売していました。そこで、独自に検査すると、100g中11.2gと、トランス脂肪酸含有量についての優位性はなかったのです。
そこで、開発を進め、原材料の95%以上が有機認定品、加工工程もJAS有機の認定を受け、また、トランス脂肪酸は0.43g/100gという「大地有機マーガリン」の販売に至りました。
トランス脂肪酸はいやだけど、動物性脂肪も減らしたいという消費者の声に応える今回の開発・発売はうれしいもの。
ただし、当面は大地宅配のみの販売となるそうです。
2005年11月1日発行 No.199より
●創健社 "トランス脂肪酸の少ない"マーガリン
前号(199号)で大地を守る会が、トランス脂肪酸を大幅に減らしたマーガリンを開発・販売したことをお知らせしましたが、販売は大地宅配のみ。
ところが創健社も、トランス脂肪酸の少ないマーガリンを販売していました。
べに花とパーム核油が原料の「べに花ハイプラスマーガリン」は、トランス脂肪酸が製品100g中、0.47g。
さらに、発酵豆乳が入った「発酵豆乳入りマーガリン」は0.39g と、「大地有機マーガリン」の0.43gに遜色ありません。
この創健社のマーガリンは、自然食品店などで手に入れることができます。
また、バターからコレストロールを70%以上取り除いたという「コレストロール1/8バタータイプ」も販売されていますが、このトランス脂肪酸も0.90gと合格です。
(分析試験は、日本食品分析センター:創健社提供)
2005年12月1日発行 No.200より
●純正株式会社 バーガリン
214号で紹介された、純正株式会社のバーガリン。
193号でインタビューした大塚陽一氏が開発を手掛け、販売しているマーガリンです。
トランス脂肪酸の含有率は0.56%です。
・「食事から放射能を抜いたら、「奇跡」が次々と起きた」(ウクライナ調査報告)
・「食事の改善で「発達障害」「うつ病」「総合失調症」が・・・」 ミネラル不足食品ばかりでは病気に罹る
・出版物一覧