ウクライナから報告
【放射能汚染のない食品は子孫の健康も保証する】⑤

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ウクライナ学校地図

【2024年3月報告】
― 放射能の悪影響を簡単に減らせるとウクライナの村で証明された ―
               レシヤ・カルロワ(ジャーナリスト)

2012年から食品の放射能汚染を減らして
病気を治す調査をウクライナで始めて、すごい成果が。
「日本プロジェクト」は戦争で中断しましたが、飼料が半額になったので、
森に家畜の糞を撒いてキノコをどれだけ安全にできるか、調査を再開。
調査再開に辺り、現地から長い活動総まとめ原稿が届きました。

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生徒と住民の健康状態が改善



ストフピヤギ村学校のアナトリー・クリメンコ校長は、チェルノブイリ原発事故は、移民の家族とその子どもたちと、 汚染の少ない地域で生まれ住んでいる人々の両方に悪影響を与えているので、影響は今も続いていると確信している。
「私たちの学校の半分以上は移民家庭の子どもたちで構成されています。私が校長として着任したのは 2001年で、当時は神経疾患を患う子どもたちがたくさんいました。 そして子どもだけではなく、大人も多くの慢性疾患を抱えており、関節の痛みを訴える人もいました」 と、校長は言う。

そして、プロジェクト参加後にアンケートを実施すると、住民の健康状態が改善したことがわかった。
ノヴィ・マルティノヴッチ村学校のイーゴリ・ズベンコ校長は、
「私たちの村はチェルノブイリ地帯から完全に移転してきました」と語り、
「生徒27人がチェルノブイリ居住者の資格を持っています」と言い、
「私たちは、日本人が私たちに提供する放射能汚染の少ない食事について、親子で会話しました」
「私たちの観察では、季節性のSARSが流行しても、生徒が病気になることが少なくなり、授業を欠席することも少なくなりました。良い方への変化が顕著です」と語った。

2018年にプロジェクトに参加したペレヤスラフ地域のディヴィチキ村学校のマリナ・クラベツ校長は、次のように述べている。
「ここでは慢性疾患を持つ子どもたちが特定され、家族の健康状態と栄養に関するアンケートが実施されました。 その結果、190人の子どものうち、63人の子どもが病気を患っていました。多くは、筋骨格系、神経疾患、心血管疾患です。 アンケート結果で、興味深いことが判明しています。 森のキノコや川の魚をよく食べる子どもたちは、ほとんどが慢性疾患を抱えています」

オヴルチ第1学校のアナトリー・ネブメルジツキー校長は、2017年から2018年にかけて日本プロジェクトの枠組み内で体系的に取り組んだ結果、子どもたちの消化器疾患と心血管系の疾患数が3分の1に減り、呼吸器官の疾患は半分になり、神経系の改善も大きな成果が上がったと述べ、次のように強調した。
「日本プロジェクトは真の助けであると同時に、子どもたちの健康には常に気を配らなければならないということを、すべての家庭に思い出させた」

「私たちにとって最大の贈り物は、子どもたちの健康です。人々が、以前は重要ではないと思われていたことに注目し始めたのは良いことです。しかし、すべては個々の家族次第です。私は学校で『健康の基礎』という科目を教えているので、何度も繰り返して言います。食事は幸福に大きな影響を与えることを忘れてはなりません」
と、モジャリフ学校のタチアナ・マズール校長は述べた。


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⇒今までの ウクライナ調査報告書もご覧ください。




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