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日本中の人に使ってほしい「新タイプ洗ざい」


「マグちゃんを日本中の人が使うようになっても問題はありませんか?」
このようなお便りが届きましたが、安全基金は日本中、
できれば世界中の人に使ってもらいたいと考えています。

●環境にやさしく節水できる

 「日本中の人が使うようになっても問題はありませんか?」という問いかけは、 資源の面、環境の面での疑問です。
 資源の面から言えば、マグネシウムの製造・精製に大量の石油や天然ガスが用いられているから省資源になりません。
 それでも、消費する過程では環境汚染を起こしません。マグネシウム粒を用いる「マグちゃん」が、 環境に最もやさしい洗濯用洗ざいであることは確かです。
 洗剤を落とさなくていいので、すすぎは1回か、すすぎなしでも大丈夫なので節水になります。


●マグネシウムを含む排水を有効に

 マグネシウムは、私たちにとって必要な金属ミネラルです。
 人体には0.15%含まれている必須ミネラルで、体重70kg の人の体内には105gのマグネシウムが存在しています。
 植物では、葉緑素の主要構成要素なので、必須の栄養素です。 不足すると葉が黄色くなり光合成が衰え、花芽形成にも影響します。
 肥料会社のホームページによると、「ケイ酸の吸収」も助けているので、 イネにマグネシウムを施すことでイモチ病にかかりにくくなり、 キュウリのウドンコ病の予防にもケイ酸の吸収量が増えることで軽減されることが報告されているとあります。
 また大豆などでは、種に蓄える油脂の合成を助ける働きもあるのです。
 マグネシウムは肥料として使われているので、 マグネシウムを含むマグちゃんで洗濯した排水を下水に流すだけではもったいない……庭への散水や園芸用だけでなく、 今後は、田畑に戻すことも考えていきたいものです。


●アルカリで汚れを落とす

 「もっと安くて良い洗濯方法、例えば塩とか炭を使う方法を普及させた方がいいのではありませんか?」 というご提案もありましたが、もし、炭や塩を使って洗濯ができるのなら、昔からもっと普及していたと思います。 昔、洗濯に使っていたのはアルカリ性の灰汁です。  アルカリは、垢などタンパク質の汚れの結合を緩め、落としやすくします。また、皮脂汚れと反応して石けんの一種を作ります。 この2つの仕組みで、アルカリ剤は油や皮脂汚れを落とすのです。
 マグちゃんは、微量な水素を発生させて、さらに、汚れ落としや除菌に効果を発揮します。
 現在、多くの人が洗濯に使っているのは合成洗剤。この洗剤の環境汚染を考えると、
土を豊かにするマグちゃんを、日本だけでなく、世界中の人に使ってもらいたいと、私たちは考えています。


「食品と暮らしの安全」2017年4月1日発行 No.336『新タイプ洗濯用洗ざい「マグちゃん」報告(29)』より

【モニター報告記事】

記事へモニター報告3<最新アンケート結果報告>(月刊「食品と暮らしの安全」2021年8月号掲載記事)

pdfモニター報告2(月刊「食品と暮らしの安全」2015年掲載記事)

pdfモニター報告1(月刊「食品と暮らしの安全」2014年10月号No306掲載記事)




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