特集◆アスペルガー症候群奇跡の回復Ⅷ Tweet
月刊誌『食品と暮らしの安全』2011年8月268号掲載
«5年生になった「こうちゃん」» 2泊3日の移2泊3日の移動教室を楽しんで
アスペルガー症候群のこうちゃん(当時小学2年生)は、
ミネラル補給で、心身が落ち着き、劇的な改善を見せました。
今は小学5年生。心身ともに、たくましく成長しています。
●「すごく楽しかった!」
「5年生になると、2泊3日の移動教室があるの」数年前からお母さんの心配の種だった「移動教室」。
バスの臭いが苦手だったこうちゃんには、片道3時間の道のりは長く、緊張気味に出発の日を迎えました。
3日後、日焼けして帰ってきたこうちゃんの笑顔は、お母さんの心配を吹き飛ばしてくれました。
みんなとの2泊3日を満喫して、こうちゃんは、たくましくなって帰ってきたのです。
「恐かった山登りも大丈夫だったんだよ!」
「キャンプファイヤーもすごく楽しかった!」
「お部屋でトランプもしたんだ?こんなバツゲームもしたよ」
「みんなでお風呂に入って、お湯をかけあってね〜。楽しかったよ」
翌朝、電話でうれしそうにお土産話をしてくれるこうちゃん。
その声はいつも以上にハリがあり、自信にあふれているようでした。
臭いが心配だったバスも、「ほとんど無臭だったよ」と言って、
隣に座った友だちとニックネームで呼び合い、一緒に歌ったことなどを、 楽しそうに話してくれたのです。
●あふれる達成感
この3日間、食事係を担当したこうちゃん。
移動教室の作文には「係の仕事も大変でしたが、
とちゅうのハプニングもありながらやりとげました」と、
達成感があったことを書いています。
作文には、山登りの途中で自然に触れた様子や、
友だちとの絆が深まったうれしさなどの記述のあと
「大人になったときに、りっぱな思い出になるといいなと思いました」
と綴られています(写真)。
きっとこうちゃんにとって、この3日間は、忘れられない思い出となることでしょう。
国光美佳(色彩心理インストラクター)
(月刊誌『食品と暮らしの安全』2011年8月No268号より)
関連書籍
⇒「摂食障害は治る!」
⇒「キレなくなった子どもたち」
⇒「心身を害するミネラル不足食品−実測データ総まとめ集−」(月刊「食品と暮らしの安全」2017年2月号)
⇒「食べなきゃ、危険」