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特集◆アスペルガー症候群奇跡の回復Ⅰ

>>アスペルガー症候群奇跡の回復Ⅱ(2009年1月号No237)

劇的な改善(236号掲載)



学校にも社会にも適応できず、叱られてばかりで回復の兆しを見せなかった子が
『無添加白だし(三合わせ)』(天然ダシ)を飲み始めたら、
劇的に回復し、漫画家で成功する夢を描き始めました。
いったいどのような経過で、奇跡のようなことが起こったのでしょうか。


●落ち着きのない子が増えている
他人のことをまったく思いやれない子どもが増えています。
まわりの子どもたちとうまく遊べないので、本人も親も大変に苦しみますが、薬では、少ししか症状を抑えられないので、成長しても、社会にうまく適応できないことが多いのです。
相手の気持ちがわからず、集団行動に適応できないで「アスペルガー症候群」と診断された小学2年生の男の子が、無添加白だし(天然ダシ)のモニター調査で奇跡的な改善をみせています。
微量元素=ミネラル不足の食事が、子どもに増えている疾患の原因になっていると思わざるを得ません。

●こんな食事では余計に悪くなる
五感がすべて過敏で、味覚がアンバランスなアスペルガー症候群の、この子の食事は、朝はポテトチップスかウインナー、昼は学校給食、夜はカップラーメン、チキンナゲット、フライドポテトが常食です。
野菜は大嫌い。給食の野菜はよけて食べ、カップラーメンのカヤクも残すほど。
その上、気分が荒れていると、何も食べられず、よく病気にかかっていました。
こんな食事になった理由の一つは、医者から「味覚が過敏だから、食べたいものを食べさせていい。それで仕方ない」と言われたからです。
お母さんには、他にも心労があって、このような「食事」が習慣になっていました。
この子の食事を考えれば、明らかに栄養が偏っていますが、偏ったまま、とりあえず天然ダシで微量元素のミネラルを補給したのです。
その結果、どうなったでしょうか。

●症状改善にお墨付き
ウインナー、ぶどうジュース、カップラーメンに天然ダシを入れ、毎日3回、飲ませました。
すると、驚くほどの改善が見られたのです。
この子は、療育センターの心理療法と作業療法に、それぞれ月に1度通っていました。
それが、天然ダシを飲ませ始めて4日目、心理療法に行ったら、落ち着いていたので、「月に1回のペースでなくても大丈夫」と言われたのです。
23日目には、作業療法に行き、指の力が自在に入るようになって、落ち着いていたので「今回で、いったん治療を終了します」。
2年前から精神安定剤(リスパダール)を毎日、朝と夜に飲み続けています。これをやめても大丈夫なのか、それが次の課題です。

●こんなに劇的な改善
他人の状況を理解できない病気にかかっているのに、天然ダシを飲み始めて5日目には、留守だった小学5年の姉のためにNHKの番組内容をメモし、「話がわからなくなったら、来週見ても、おもしろくないから」と言いました。
8日目には、5枚の絵を束ねてホチキスし、「マナーブック」の絵本を作成して、父親に渡しました。
それからは、だんだん食べられるものが増え、食欲も出て、23日目に会ったときは、朝食としてパンとおかずを毎日食べられるようになっていました。
週に1〜2回は必ず行っていたマクドナルドに行きたがらなくなり、家で、焼き魚、納豆ご飯を自分から食べ、給食のわかめサラダに挑戦して「食べてみたら、おいしかった」。
体も丈夫になり、季節の変わり目には必ず風邪をひいていたのに、今年はこの時期に一度も風邪をひかず、元気でいます。
精神面もタフになり、学校の音楽会にぐずらずに参加。行くのを嫌がり、治療中には暴れていた歯医者さんで、歯磨き指導を完璧にこなして褒められました。
朝、登校するのを嫌がらなくなり、自分の感情をコントロールできるようになりました。身体の調子がよいだけでなく、いろいろな場面で「落ち着き」が感じられます。

●絵画の表現も前向きに
無添加白だし(天然ダシ)を飲み始めてから13日目、家で書いた絵画に、「ある日、ビームを浴びて、こーちゃんは生まれ変わりました」。
3人の自分を表現し、最初は目がつり上がっていて、最後は笑顔に。まさに、自分の心身の脱皮を感じとっているかのようです。
その裏面には、「たのしくよめるよ、今でもにんきのマンガ、こーちゃんげきじょう、おとなもこどもも かいたがる」。
本屋さんで、自分の描いた漫画がたくさん売れている場面の絵が描かれていました。
16日目の絵のタイトルは、「いつものこーちゃんとちがうでしょー」「その名も、きんぐこーちゃん」。
これには、生まれ変わって、キングになった自分と王冠が描かれていました。
それから、野菜嫌いだった彼は、学校給食のわかめサラダに初挑戦するのです。
18日目のタイトルは「こーちゃんげきじょう レインボー」。表紙には、虹と星が描かれました。
被災地や戦地の子どもたちが、心の回復期に描くことが多いのが虹で、「心の雨上がり」と言われています。この絵は3色ボールペンを工夫して、虹が美しく描かれています。
小学1年のときの自由画は、心のイライラを爆発させたような黒、赤、紺の明度の低い色をたくさん塗り重ねた、なぐり描きの表現もありました。
たった3週間で、こうちゃんは、今までの自分とは違う何かをつかんだのです。
無添加白だし(天然ダシ)を料理に使ったお母さんも、イライラせず、冷静になり、気力・体力・忍耐力・満足感・幸福感が増して、輝き始めています。
表現1表現2表現3
上記3点、無添加白だし(天然ダシ)摂取後の絵

国光美佳(色彩心理インストラクター)
月刊誌『食品と暮らしの安全』2008年12月号No236掲載
    

>>アスペルガー症候群奇跡の回復Ⅱ(2009年1月号No237)
>>ミネラル不足食品ばかりでは病気に罹る(症例別目次)
>>こうちゃんの症例が掲載されている 書籍『食べなきゃ、危険!』



関連ページ

「摂食障害は治る!」
「キレなくなった子どもたち」
「心身を害するミネラル不足食品−実測データ総まとめ集−」(月刊「食品と暮らしの安全」2017年2月号)
「食べなきゃ、危険」

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