コーデックス委員会は、食品の国際規格を設定する機関で、1962年、FAO(国連食糧農業機構)とWHO(世界保健機構)によって設置されました。その目的は、世界共通の基準の設定により、「自由貿易の推進」と「消費者の健康保護」をすることです。コーデックス・アリメンタリウス(Codex
Alimentarius )とは、ラテン語で食品規格という意味があります。日本では、省略してコーデックス、CAC(Codex Alimentarius
Commissionの頭文字をとったもの)などど呼ばれています。
1999年4月現在、コーデックス加盟国は165カ国。日本は1966年から参加しています。1994年までにコーデックスで設定された基準やガイドラインは、品目別のものが237、食品衛生や技術に関するものが41、農薬残留基準が3,274、そのほか、食品添加物、家畜医薬品など、多岐にわたり、有機食品の基準や認証に関するガイドラインも、コーデックスで設定されています。
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